深い引き出しの中って、気づけばモノが下に埋もれてしまいがちですよね。
でも、ちょっとした工夫で2段構造にするだけで、使い勝手が驚くほど変わります。
しかも、100均グッズや家にあるアイテムを使えば、費用もほとんどかかりません。
この記事では、深い引き出しを「2段にする」収納術を、初心者でも簡単にできる方法でご紹介します。
「どんなアイテムを使えばいいの?」「どうやって高さを合わせるの?」という疑問も、この記事を読み終える頃にはすっきり解消できるはずです。
引き出しを2段にするメリット
深い引き出しが整理できる理由
深い引き出しは、一見たくさん入るようでいて、実は「収納のムダ」が多い場所です。
上の空間がぽっかり空いてしまい、モノを重ねるうちに下のものが取り出しにくくなる。
この状態が続くと、「どこに何があるかわからない」「奥に入れたまま使わない」という悪循環に。
そんな時こそ、引き出しを2段にする工夫が効果的です。
上段と下段を分けることで、空間を立体的に使えるようになり、“どこに何があるか”が一目でわかるようになります。
つまり、「深い=使いづらい」を「深い=使いやすい」に変えるのが、この方法の最大の魅力なんです。
空間を有効活用できるポイント
引き出しを二段化する最大のポイントは、「高さの無駄をなくす」ことです。
特にキッチンや洗面所の深い引き出しでは、調理器具や洗剤のストックを立てて入れられないことが多いですよね。
でも、ボックスやトレーを重ねるように配置すれば、上のスペースも活用できる収納に早変わり。
下段には出番の少ないもの、上段にはよく使うものを置けば、使いやすさと見た目のスッキリ感をどちらも叶えられます。
収納力をアップするアイデア
二段にすることで、実際の収納量もアップします。
たとえば、衣類用の深い引き出しなら、下段にTシャツやインナー、上段に靴下や小物を分けると、取り出すときもスムーズ。
また、リビング小物や文具類なども、カテゴリーごとに段を分けることで、自然と片づけが習慣化します。
「入れる場所が決まっている」という安心感が生まれると、散らかりにくくなるんです。
洗濯スペースの収納を工夫したい方は、洗濯ネット収納のアイデアもチェックしてみてください。
同じく100均グッズでスッキリ整えられますよ。
必要なアイテムを揃えよう
おすすめの収納ボックスとは?
引き出しを2段にするには、「重ねられる収納ボックス」が最も簡単で便利です。
ポイントは、底がフラットで安定感のあるものを選ぶこと。
底面が丸いタイプは傾きやすく、引き出しの中でズレてしまうことがあります。
また、ボックスの「高さ」も重要。
深い引き出しなら、高さ10〜12cm前後のボックスを下段に、高さ5〜7cmの浅型ボックスを上段にすると、バランスが取りやすいです。
透明タイプを選べば、中身が見えて取り出しもスムーズですよ。
ニトリ・無印良品のアイテム紹介
「見た目もきれいに整えたい」という方には、ニトリや無印良品のアイテムがおすすめです。
ニトリでは「Nインボックス(ハーフ)」が人気で、同シリーズ同士でスタッキングが可能。
丈夫でサイズ展開も豊富なので、引き出しの形状に合わせやすいです。
無印良品なら「ポリプロピレンメイクボックス」シリーズ。
やや柔らかい素材で、引き出しの中にピッタリ収まりやすいのが特徴です。
見た目の統一感を重視したい方には無印、機能性を重視するならニトリが◎。
ダイソーで見つける便利グッズ
コスパを重視するなら、もちろん100均の収納グッズが大活躍。
ダイソーには、「積み重ねボックス」や「整理トレー」シリーズがあり、浅型と深型を組み合わせるだけで簡単に2段構造が作れます。
また、ワイヤーラックやプラスチックの「小物スタンド」を使う方法もおすすめ。
上段を浮かせるように設置できるので、スペースを有効活用できます。
引き出しをDIYで二段化する方法
簡単な設置手順
二段化は、ちょっとしたDIYで誰でもできます。
- 引き出しの中を空にして、底面を軽く拭く。
- 下段に使いたいボックスを配置。
- その上に「台」になるアイテムを置く(小型のブックスタンドやすのこが便利)。
- 上段ボックスをのせて、バランスを確認。
たったこれだけで、工具も不要の簡単二段化が完成します。
必要なサイズや高さについて
引き出しの高さを測っておくことは、とても大切です。
深さ20cmの引き出しなら、下段10cm+上段7cm+隙間3cmを目安に。
このくらいのバランスだと、上段を持ち上げずに中身を取り出せるちょうど良い高さになります。
また、引き出しの「奥行き」と「幅」も確認しておくことで、ボックスの無駄なスキマを減らせます。
コストパフォーマンスを考えた選択
「100均グッズで十分だけど、見た目も整えたい」という方は、ダイソー×無印良品の組み合わせがおすすめ。
下段は無印のしっかりしたボックス、上段はダイソーの浅型トレーを使えば、安くて丈夫、しかも見た目もすっきり。
1段あたり数百円で作れるのに、完成度は市販の仕切りケースに劣りません。
深い引き出しを整理する収納方法
洋服やリビング小物の収納術
洋服の場合、段ごとに用途を分けるのがコツです。
下段にシーズンオフの服や薄手のTシャツ、上段に靴下・下着・ハンカチなど。
取り出しやすさと見た目の清潔感、どちらも叶います。
リビング小物は、リモコン・文具・ケーブル類などを「使う頻度別」にゾーニングするのが◎。
よく使うものは上段に置けば、引き出しを開けてすぐに取り出せます。
文房具の整理法と仕切りの使い方
文房具は形も大きさもバラバラなので、仕切りのあるトレーを活用しましょう。
ペン、付箋、テープなどを小分けにして、上段には軽いもの、下段にはノートや封筒など厚みのあるものを。
100均の「整理トレー(幅10cm)」を並べるだけで、まるでオーダー収納のように整います。
調理器具や食器の収納アイデア
キッチンの深い引き出しも、二段構造にすると格段に使いやすくなります。
たとえば、下段に鍋やフライパン、上段に菜箸・トング・計量カップなどの小物を配置。
トレーの下に「すのこ」や「ワイヤーラック」を敷いて段を作ると安定します。
また、100均の伸縮トレーを使えば、引き出しの幅に合わせてぴったり収まるため、見た目も美しく仕上がります。
使い勝手を考えた収納デザイン
見た目を美しく保つテクニック
引き出し収納の美しさを保つコツは、「色味をそろえる」ことです。
白・透明・グレーなど、トーンを統一すると、同じ100均グッズでも高見えします。
また、ラベルシールを使って中身を明記しておくと、家族にもわかりやすいです。
フックやスタンドの活用法
引き出しの内側や側面も、有効な収納スペースです。
粘着式の小型フックを貼って、ハサミや輪ゴムを掛けておくと、見た目もスッキリしつつ、使うたびに探す手間が減ります。
また、引き出しの奥にはブックスタンドや仕切りスタンドを立てると、箱や袋が倒れにくくなり、スペースを最大限に活かせます。
伸縮ラックでスペースを拡張
伸縮ラックは、可動式の棚を引き出しの中に作るようなアイテム。
高さを自由に調整できるので、収納するものに合わせて調整が可能です。
下段には重い調理器具、上段には軽い容器類を配置すれば、見た目も使い心地もバランスの取れた収納が完成します。
まとめと今後の参考情報
収納術をさらに深めるために
引き出しの二段化は、「限られた空間を最大限に生かす」収納の基本です。
小さな工夫でも、毎日の使い勝手がぐんと良くなり、探し物のストレスから解放されます。
まずは一か所から試してみて、「この仕組み、意外と便利だな」と感じたら、他の場所にも応用してみましょう。
他の収納アイデアと実例の紹介
・トイレ収納をスリムにするアイデア
・洗面台下を棚付きにして使いやすくする方法
・キッチン引き出しを立体的に整理するコツ
どれも100均グッズで実践できるものばかりです。
収納は“完璧”を目指すより、「自分にとって心地いい」形を探すことが大切。
深い引き出しを二段にして、自分らしい整った空間を作っていきましょう。
